ママさん・保育士さんみんな共感いただくのが「子供ってほんとうに秘密がすき!」ということ。
子どもがなかなか寝ないときにも、布団のなかで「内緒話しよう!こそこそ・・・」としゃべりだすと、なぜか子供もつられてコソコソ声になり、いつのまにかスヤスヤ・・・と寝付いてくれることがありました。
今日はそんな秘密話の絵本、「るどるふ」のご紹介です。
「るどるふ」のあらすじ
主人公ルドルフはトナカイの男の子。ある晩から、おじいちゃんによる「秘密の特訓」が始まります。
とっても大きなモミの木を飛び越えろって言われたり、おじいちゃんの友達トナカイと毎晩綱引きをさせられたり・・・。到底できないような無理難題を毎日強制してくるおじいちゃんに、ルドルフは文句ばっかり。
でもある夜、おじいちゃんが特別な場所に連れて行ってくれました。
毎日叩かれ続けて赤くなった鼻に力をこめると、ピカーっと輝き出して・・・。
厳しい特訓を経て、子どものトナカイが一人前になっていくところを描いています。
少し長めのお話なので、年中、年長組以降が楽しめそうです。
「るどるふ」の見どころ
おじいちゃんトナカイによる厳しい「秘密の訓練」の様子がとっても面白いです。
いやになっちゃうるどるふのセリフに、自然と感情が入ります。
効果音が少ないので、絵本の読み聞かせが苦手な人にもおすすめです。
秋田出身の画家、ミウラ・リョーコさんの描く挿絵にも注目。カラフルながら温かみのある色使いで、クリスマスの雰囲気がとてもよく出ています。
小さなるどるふが一生懸命頑張る姿が、つい応援したくなります。
「るどるふ」はお昼寝・就寝前にもおすすめ
実は寝る前の絵本にぴったりなのがこの「るどるふ」。
あんまり有名じゃないのが不思議なくらいです。
なかなか寝付いてくれず暴れまわる子にもおすすめです。
お布団にはいって「このおはなし、内緒だよ・・・」と話していると、いつの間にかこどもは寝てしまいます。
特に小さな子供は真似したがる傾向にあるので、「ひみつ・・・」とコソコソ話していると、そのトーンを真似てひみつの会話がはじまります。
そうやっているうちに気分が落ち着いて、睡眠モードに入れるのです。
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